当院では、各種予防接種を患者様のご要望により行っております。予防接種について、色々と不安をもたれている方は多いと思います。例えば、受けたほうがよいのか、何から受けたらよいのか、何か副反応が出たらどうしようかな…などと考えてしまうといった事を耳にします。そういったお悩みや心配ごとがあるときは、どうぞお気軽にお問い合わせください。

  こちらのページでは、当院で行っている代表的な予防接種のご説明をさせていただいております。こちらでご紹介していない予防接種でも、当院にて接種可能なものもございますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

三種混合(ジフテリア・百日ぜき・破傷風)(DPT) 注射型 不活化ワクチン

◎予防する病気  
ジフテリア(D)  
 高熱が出て、のどが痛み、その後呼吸困難や心臓障害、神経症状等に至るとても重い病気です。
 現在、日本ではほとんど見られません。
百日せき(P)
 かぜのような症状で始まり、連続的なせきこみ、ヒィ-と息を吸い込む独特のせきが出るのが特徴です。1歳以下では重症になりやすく、今でもかかる人が多く、死亡者の絶えない病気です。
破傷風(T)
 土の中にいる破傷風菌が傷口から入って感染し、菌の毒素によって、口が開かなくなったり、けいれんを起こします。食べ物が飲み込めなくなったり、呼吸困難になって死亡することもあります。

◎受け方  
 接種時期は、生後3ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月未満)まで。
 第1期初回接種(3回受ける)は、生後 3〜12ヶ月に完了するのが望ましい。
 その後、1年から1年半の間に1期追加接種(1回)をうけます。
 第2期接種は、DTとして11〜12歳(小学校6年)で1回接種します。

 百日咳、破傷風はおかあさんから免疫をもらわないため、赤ちゃんのかかる病気です。 このため、接種時期は、生後3ヶ月を過ぎたらできるだけく早く受けるのが理想です。

◎副反応
 局所反応、(注射部位の発赤、腫脹)が最も多く、初回接種で約20%程度。 (生後1歳以下で、且つ年齢が小さいほど局所反応は少ないと言われています。) その後、接種回数を増すごとに少しづつその頻度は増えますが、5cmを超えるものは、9〜10%位であり、自然に冶ります。 接種後の発熱頻度【37.5度以上】は、3〜4%で少なく、全身的な副反応はほとんどありません。

麻しん・風しん(MR)混合 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
はしか
 高熱が続き、発疹、せき、鼻水、目やにも出ます。中耳炎、肺炎を合併しやすく、肺炎や脳炎で毎年数十名が死亡しているとても怖い病気です。
風しん
 別名「三日ばしか」と言われるように、ほとんどは3日ぐらいで治ります。しかし、脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症にかかる人も多い病気です。また妊娠初期にかかると、赤ちゃんに視力・聴力障害や心臓病などを起こす先天性風疹症候群を起こすことがあります。

◎受け方
 第1期は1〜2歳未満に1回、第2期は小学校就学前の1年間に1回。麻しんや風しんは幼児期早期にかかってしまうことが多いため、お母さんからの免疫がなくなる1歳以降なるべく早期に第1期を受けましょう。

◎副反応
 麻しんは、他のワクチンに比較して発熱率が比較的高く、接種後5〜14日後に、5.3%に37.5度以上38.0度未満、8.1%に38.5度以上の発熱、5.9%に麻疹様の発疹がみられることがあります。風しんは、小児の接種ではまれに発疹、発熱、リンパ節の腫脹が見られることがあります。成人女性に接種した場合、小児に比して関節痛を訴える頻度が高いといわれています。

日本脳炎 注射型 不活化ワクチン

◎予防する病気
日本脳炎
 ウイルスを持っている豚を刺したコガタアカイエカが人間を刺して感染させる悪性の脳炎です。関東地方より南の地域で発生します。高熱、頭痛、おう吐、意識障害、けいれんなどを起こし、死亡したり後遺症が残ることもあります。現在、日本脳炎ワクチンは、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)との因果関係における理論的根拠が否定できないため、「定期の予防接種による日本脳炎ワクチンの積極的勧奨を差し控える」と言う勧告が出ています。中止になっているわけではありませんが、接種の際には主治医にご相談の上、接種してください。


◎受け方
 3歳から6日〜28日間隔で2回接種し、その1年後に3回目(追加)を接種します。以後、4〜5年ごとに追加接種します。

◎副反応
  副反応は、少なく、発熱は接種後2日以内に1%以下にみられます。注射局所の発赤、腫脹、及び痛みがみられることもありますが、心配ありません。

インフルエンザ 注射型 不活化ワクチン

◎予防する病気
インフルエンザ
 毎年11〜3月に流行します。高熱、鼻水、せき、頭痛、下痢、関節の痛みが起こります。赤ちゃんや高齢者の方がかかると、肺炎などをまねくことがあり、また脳炎を起こす子どもも増えています。
インフルエンザワクチンの感染予防効果は、約80%で就学前の小児では、20〜30%程度と言われています。したがって、ワクチン接種を受けた人であってもインフルエンザに羅患することがあります。重症化(脳炎、脳症など)は、ある程度防げる可能性はありますが、感染そのものを防ぐことは難しいと言われています。

◎受け方
 成人の場合、およそ1〜4週間の間隔(3週〜4週の間隔が理想)をおいて0.5mlずつ1〜2回接種します。小児では1歳未満は0.1ml、1〜6歳まで0.2ml、6〜13歳までは0.3mlずつを2回接種します。 

◎副反応
 一般的に局所反応としての発赤、腫脹硬結、疼痛などが認められていますが、特に注意する点としては、インフルエンザウィルスの増殖には、孵化卵を用いますので卵アレルギーが明確(食べると蕁麻疹,湿疹が出たり、口の中がしびれる)な方は、基本的には接種できませんのでご注意ください。

おたふくかぜ 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
おたふくかぜ
 男の子が思春期におたふくかぜにかかると睾丸炎を併発して、将来に影響を及ぼすことがあり、また、無菌性髄膜炎を起こすこともあり、非常にまれではありますが、難聴になることもあります。小さいうちに(1歳を過ぎれば可)予防接種を受けておきましょう。 一度接種をすれば、ほとんど終生免疫ができます。

◎受け方
 任意ワクチン。1歳を過ぎたら接種可能。

◎副反応
 接種2〜3週間後に一過性の耳下腺膨張や発熱が2〜13%、接種2〜4週間後に無菌性髄膜炎が数千例に1例ほど認められることがあります。

水ぼうそう 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
水ぼうそう
 水痘は子供がかかると軽くすむことも多いですが、中には重症化することもあり、治癒するまでに1週間以上かかります。跡が残ることもあり、できれば予防接種(1歳過ぎより可)を受けたほうが良いでしょう。しかし、水痘ワクチンは他のはしか、おたふく、風疹ワクチンとは違って予防接種をしていても
12〜15%の子が水痘にかかります。しかし、かかっても非常に軽くすみますので、接種をする意味があります。

◎受け方
 任意ワクチン。1歳を過ぎたら接種可能。

◎副反応
 健康小児・成人ではほとんどみられません。

A型肝炎 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
A型肝炎
 A型肝炎は、A型肝炎ウイルスの経口感染によって急性肝炎を起こします。小児では症状が出ない不顕性感染のことが多く、発病すると発熱や軽い黄疸が現れます。成人ではほとんどが38度以上の発熱、全身倦怠感、下痢、黄疸の症状を呈し、完全に治癒するまでには 1〜2ヶ月の治療を要する病気です。まれに劇症化したり、急性腎不全になったりしますので要注意です。
 以前は、井戸水等が感染源となり、ほとんどの人がこどもの頃感染を受けていましたが、近年、日本では生活環境が整備され患者が激減したため、40歳以下の世代ではほとんど免疫を持っていません。しかし、世界では途上国を中心にA型肝炎の流行があり、流行地に渡航する前にはワクチンを接種して、免疫を獲得しておくことが望まれます。

◎受け方
 任意ワクチン。しっかり免疫をつけるためには1回目から4週間後、更に24週間の間隔をあけて筋肉又は皮下に3回接種します。16歳以下は現在は接種できません。

◎副反応
 成人における副反応は接種者の6%に認められ、主なものは,全身倦怠感,局所の疼痛,局所の発赤,発熱,頭痛である。小児における副反応出現率は1.8%で,その内訳は発熱,局所の発赤,全身倦怠感,頭痛である。いずれも軽微。

 
B型肝炎 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
B型肝炎
 B型肝炎は、B型肝炎ウイルス保有者(キャリア)の血液の輸血、不特定多数の血液に接する機会が多い医療関係者等が感染を受けやすい病気です。また、性行為等で感染する場合もあります。通常、成人がウイルス感染を受けると、約30%が急性肝炎を発病し、2〜3ヶ月は治療を要し回復します。しかし、まれに劇症肝炎へと進展し死亡する場合があります。
 母親がキャリアであると分娩時に新生児が感染し、ウイルスキャリアになることがあります。母子感染防止の目的で、生後すぐにB型肝炎ワクチンと抗HBs人免疫グロブリン(HBグロブリン)を投与することで新生児への感染を防ぐことができます。現在はこの成果が実りつつあり、ウイルスキャリアが減少しています。
 また、男性又は女性がキャリアと分かっている場合には、結婚前に相手方がワクチンを接種して感染防止をしましょう。

◎受け方
 任意ワクチン。1回目から4週間後、更に24週間の間隔をあけて3回接種します。10歳以上は0.5mL皮下又は筋肉接種、10歳未満は0.25mLを皮下接種します。

◎副反応
 局所反応以外に副反応の報告は、ありません。
肺炎球菌 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎等々
 肺炎球菌は、体力が落ちている時やお年寄りになって免疫力が弱くなってくると病気を引き起こします。現在、肺炎球菌には80種類以上の型があり、それぞれの型に対して免疫をつける必要がありますが、肺炎球菌ワクチンを接種しておけば、その内感染する機会の多い23種類の型に対して免疫をつけることが可能です。これらの23種類の型で、すべての肺炎球菌による感染症の8割ぐらいを占めています。1回の接種で23の型ほとんどに対し、有効な免疫ができ、5年以上この免疫は持続します。

◎受け方
 任意ワクチン。1回の接種で約3-6年間抗体がつきます。

◎副反応
 射部位の腫れや、痛み、ときに軽い熱がみられることがありますが、日常生活に支障が出るほどのものではありません。1〜2日で消失します。

破傷風 注射型 生ワクチン

◎予防する病気
破傷風
 破傷風は世界中の土壌のいたる所に存在します。破傷風菌は世界中に分布し、先進国でも傷口の約2%から破傷風菌が検出されるが、発展途上国で問題となっています。主に傷口から進入した破傷風菌が体内で増殖し破傷風毒素を生産すると、この毒素が全身の筋肉を麻痺させます。 潜在期間(外傷から発症までの日数)は通常4日〜3週間。

◎受け方
 免疫の全くない方は3回接種(0.5ml)。初回接種後、2回目を3週間〜8週間目後、追加を12ヵ月後に接種する。過去10年以内に接種している方は追加接種として1回接種。

◎副反応
 注射部位の発赤、腫脹、硬結 (しこり)などの局所反応が主です。

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